思い出のぬいぐるみ
人は歳を取りますと子供に還ると言いますが、話す言葉もあーあーうーうー、食事を食べさせてもらい、おむつを着けて寝てばかりいるのはまるで赤ちゃんの様ですが、赤ちゃんがぬいぐるみが傍にあると不思議と穏やかになるように、高齢者の方でもぬいぐるみがあることにより穏やかに過ごせることがあるのです。
ホームに入所していた高齢者の方が大切にしていたぬいぐるみ、ボロボロになってくたびれていますが、それでもずっと可愛がってもらったことで、魂が籠っているのです。
人生の連れ添いを亡くして独りぼっちになっていても、最後まで連れ添ったぬいぐるみはお焚き上げ供養することによって亡き人の元に届けて差し上げる事が出来ます。
亡き人の元に届けられることによって供養となり、暖かい心が手向けられるのです。